理事長所信

一般社団法人筑後青年会議所
第47代理事長 田中 洋輔

はじめに

人は一生のうちどれだけの人とのつながりがあって生きて行くのでしょうか。人はこの世に生を受け、様々な環境の変化のなか、いまの時代を生きています。家族からの愛情を一身に受け、学校という学び舎のなかで友情を育んだ親友、そして親元を離れ自立した社会人となり、親となって我が子に愛情を注ぎながら、やがて晩年を迎える。私たちはそれぞれの人生のなか、これからもたくさんの縁がありながら歩み続けて行くものだと思います。そして、私たち筑後JCも、1970年6月28日、全国で454番目の青年会議所として筑後の地に生誕し、それから47年という長い歴史のなか、私たちを取り巻く環境や社会が変わりつつも、たくさんのつながりを持ちながらいつの時代も諸先輩方は私たちの故郷のために子どもたちのためにと泥臭く直向きに汗を流しながら、強固なるメンバー同士と地域の方々とのつながりのなかでこれまで邁進してきました。まちと人、人と人、現在と過去、様々なつながりがあるからこそ私たちの生活は成り立っており、これからもこの縁を大切にし、前進していくことで明るい豊かな筑後の実現に結びつくはずです。

青少年育成~青少年未来LABO~

私たちは次世代を担う青年経済人であると同時に多くのメンバーは子を持つ親であり、 子どもたちを正しい方向へと導いていくために大人としての責任と義務があります。現代の子どもたちを育む環境は少子化、核家族化などの進行によって大きく変化し、ふれあいや思いやりの低下などが問題視され、子どもの教育においても「教育の原点は家庭環境にあり」と言われるように、子どもたちには学校の教師のみならず子を持つ親、地域の大人としての資質が求められています。
本年度青少年育成事業は、子どもたちのみならず相手の立場になって物事を考え、人を思いやる心や感謝の心を私たち大人も学ぶことによって共に成長し、道徳心を身につけるために必要な親子のコミュニケーションをあらためて見つめ直すことで、笑顔あふれ郷土愛を持つことのできる子どもたちを育成します。

まちづくり

まちづくりには様々な手法やプロセスがありますが、共通していえることはその根幹に郷土愛があることです。私たちの住む筑後市は田園に囲まれたまちであるなか、これまで進められてきた筑後市のインフラ整備もいよいよ整い始め、これからは筑後市の資源として確立されて行くことは間違いないでしょう。そして、まちの人々が活気に満ち溢れるためにも夢がもてるまちづくりを具現化し、故郷を思うひとづくりから始めることが必要です。本年度まちづくりは、事業を通して私たち自身、まちづくりができる人材となるために現状を学び、筑後市がダイナミックに変化を迎えている今こそ、行政や市民と連携し協力して事業を創りあげていくことによって、人と人のつながりを深め合うことができ、そこに行き交う人々が活力あふれ、共に新しい筑後の価値の創造に向かっていけるものと考えます。

筑後市を想うひとづくり

一昨年から筑後JCがスタートさせた筑後市市民議会。青年会議所が掲げる「明るい豊かな社会」の実現に向けて取り組むべき手法、手段について数あることはいうまでもありません。まずは、この大きなテーマに対して私たちJCが一人の地域住民として、またその一員をなす青年会議所メンバーとしても、そこに住まう人々がまちに対して関心を持ち当事者意識と責任感をしっかり持つことが大切であると考えます。一人ひとりがしっかりと意識をもち、地域に対して何ができるか、どう貢献していくのか、またその対価として私たちの暮らしにどう影響するのか。そういった部分にまで個人の関心と意識を高めることで住民の言葉を筑後市市民議会から地域の方々へと広がるような運動を展開します。

会員拡大

全国的に多くの青年会議所が会員の減少という大きな問題を抱え、私たち筑後JCもその問題に直面しています。この問題をメンバー全員が真摯に受け止め、JCへ入会している意義を明確にし、これから先の筑後JCを見据えて新しい仲間を拡大していかなければなりません。そして、私たち筑後JCとしての価値を高めて行くためには、まずメンバーが積極的に例会・事業へと参画し、互いに同じ時間を共有することにより、メンバー同士と新しい仲間との信頼関係をより強く深め合い、これからの筑後JCに繋げて行く必要があります。私たち筑後JCが魅力あふれるひと、団体となって行くためにも、メンバーの一人ひとりが率先して行動し、LOMの仲間のことを思い、地域へJCの魅力を会一丸となって発信していくために全メンバー体制による会員拡大活動を取り組みます。

筑後JCの要としての役割

ここ数年で他のLOMでも多くの会員の入れ替わりが組織運営等に大きな影響を及ぼしています。筑後JCでも例外ではなく、在籍年数4年以下のメンバーが半数以上です。総務系では「事務方は面白くない」、「大変そう」と思われがちですが他の事業系委員会と比べれば確かにそうかもしれません。しかし、組織において最も重要視されるポジションは総務です。総務グループが筑後 JCを支える力強い根を張るグループ一丸となっていただき、本年度は各庶務を始め対外・対内への様々なツールを活かした情報発信、しっかりとした会議の運営に尽力してもらいたいと考えます。

2018年度 福岡ブロック大会に向けて

我々、筑後JCは2018年度第46回福岡ブロック大会の主管LOMとして決定しました。ブロック大会主管立候補に向けて筑後JCメンバー内では年齢を問わず、様々な議論を交わし、これからもより一層、筑後の想いをひとつにしていかなければなりません。入会した動機は、メンバーそれぞれである思いますが、第46回福岡ブロック大会の開催は筑後JCメンバー全員の意思の統一と覚悟が必要です。新しい地域資源を手に入れた筑後市は、更なる魅力あるまちとして変革を遂げようとしており、筑後JCとしてどう地域に貢献し、LOMの成長へと繋げていくのかを全メンバーが一丸となって福岡ブロック大会へ取り組まなければ成功に結びつきません。そのためにもメンバーの皆様には今一度、筑後JCへ想いを寄せて頂き、本年度は福岡ブロック大会の成功へと導くための準備委員会をLOM内に設置します。

結びに筑後JCのみんなへ

筑後JCは会員の半分以上が入れ替わったことで転換期を迎えています。青年会議所へ入会した頃の私はJCのことを右も左も分からないと誰しもが通る道であり、メンバーの積極的な動員のおかげで例会や事業へ、とにかく参加することが一番大切なことと考えていました。参加して行くことで事業を取り組む諸先輩方のひたむきに行動する背中をみて、いつの間にかこの人のために参加しなくては、一緒に事業を成功させたいと思うようになり、10年目を迎えた活動のなかで様々な役職を勉強させていただきました。そして活動のなかで感じたものが、私の好きなJCの魅力の一つに、人との強いつながりがあります。筑後JCも様々な価値観を持つメンバーが集い、互いに熱く議論し、添い遂げて行くからこそメンバー同士の信頼関係が深まり、私たちがJC運動を行うための根源は人と人の絆によって結ばれた組織であるからではないでしょうか。青年会議所は市民意識変革運動を推進していくなか、成功もあれば失敗もあるかもしれません。しかし私は、それぞれのメンバーが目標を掲げ直向きに努力していく過程こそが大事であると考えます。不器用でもいい、苦手なことに果敢にチャレンジしていく姿があるからこそ、その姿に共感してくれる仲間が創出されます。メンバー一人ひとりの取り組む姿勢が大きく共鳴していくことで、共に住み暮らす筑後市民へ私たちの掲げる運動が広く響き渡り、明るい豊かな社会の実現に向けての次世代につなぐ力強い地域コミュニティを創造します。今こそ変革のとき、メンバーの皆様、強固な絆を築く組織となるようひかり輝いていきましょう。